メスを持たない日には

外科医の、寄り道

バンコクのゴルフ事情🏌️‍♂️

先週末から4泊5日でタイはバンコクへゴルフ旅行に行ってきました⛳2月のタイは一年の中でもそこまで暑くなく、ゴルファーにはいい季節。初めてタイへ行ったのは社会人2年目の時だからもう7年も前。。当時は1バーツ=3円台だったのが今では円安もあって4円台に!物価はまだまだ安いが、昔ほど「安い!」という感動はない。
バンコク市内ではHappy richという両替所が安くておすすめで、大体1円=0.237-0.239バーツくらい。

 

今回は学生時代に母校へ臨床実習に来ていたタイ人の友人・Ruay(産婦人科医)のもとへ、ゴルフ仲間3人での遠征。Ruayは当時から本当にナイスガイで、今回も3つのゴルフ場の予約からレストランの手配まで全部やってくれたのだった。ありがとうMy man!!というわけで、ネット上でも様々な情報が飛び交うバンコクのゴルフ体験をありのまま書いていきたいと思う。

 

① ナイトゴルフについて

The Pinehurst Golf Clubでのナイトゴルフ①
The Pinehurst Golf Clubでのナイトゴルフ②。タイの3人の友人と共に。

 

バンコクの昼間は極めて蒸し暑いため、早朝のラウンドかナイトゴルフがおすすめ。
といっても夜でも十分暑いのだが。。それでもナイトゴルフの方が格段に楽しい🌃
今回はRuayが更に現地の友人たちを誘って5-6人でラウンドしたので、キャディも混じって総勢10人以上のパーティ・ムードの中、日本では絶対味わえないラウンドが実現した😊

 

キャディはPretty caddyと呼ばれる若い女子大生くらいのキャディが1:1でつきっきり。各カートにはJBL製のポータブルスピーカーか完備されており、Spotifyから好きな曲をかけてくれる🕺
とにかくノリが最高で途中で「ドラえもん」の曲をかけてダンスしてみたり。日本のお堅いゴルフとは180度違う。ただ人数が多いので18時半のスタートで終わる頃には日付が変わっていた😂

Ruayの弟がでっかいバンを持っていて、送迎までしてくれて本当にお世話になりっぱなしだった。

② タイ人のゴルフ

「When you are in Rome, do as the Romans do.」というのは全世界共通の諺で、日本語では「郷に入っては郷に従え」という意味だ。海外旅行をMAXで楽しむポイントはまさにこの諺通り、現地のスタイルを実践してみることにある。どうやらタイ人が仲間でゴルフをする時は各ホール毎にゲームをしながら回るのが流行のようなので、乗ってみることにした。
その結果、各カートに1ボトルのタイ国産ウイスキーが配備され、ボギー以上で1ショット、バンカーに入れたら1ショット、池に入れたら1ショット、パーorバーディを取ればキャディが1ショット飲むというルールで18ホール回ることに🤣

酒豪揃いのタイ人(女の子も強い、、)に負けないように、日本においては酒豪の部類に入る私も日本人の意地を見せるべく奮闘!
終える頃にはべろべろで何も覚えていないがスコアだけはつけていたようで😉、なんとベストスコアを叩き出すことができた🙌

どうやらこれまで私に足りなかったのはショット(アイアン)ではなくショット(酒)だったようだ🤠

ちなみにお酒が苦手な人も、このゲームは平和に断ることが出来るので心配無用。
ゴルフ文化の違いが体験出来て非常に有意義なラウンドだった。

南国の夜で大好きな友人たちと騒いで回るナイトゴルフは、格別の思い出になった😎

タイの国産ウイスキー。甘く、ラムに近い風味。18ホールでカラに。

 

③ コースの値段について

Pinehurst Golf Clubの価格表

今回ラウンドした3か所のコースの料金は以下の通り。

ナイトゴルフ@Green Valley Golf Club
プレー代+カート代+キャディ代=2700バーツ、キャディへのチップ=1000バーツの計3700バーツ

ナイトゴルフ@The Pinehurst Golf Club
プレー代+カート代+キャディ代=2500バーツ、キャディへのチップ=1000バーツの計3500バーツ

デイゴルフ@The Legacy Golf Club
プレー代+カート代+キャディ代=1900バーツ、キャディへのチップ=500バーツの計2400バーツ

写真は参考までに、The Pinehurst Golf Clubの価格表。どれも名門のコースでの価格だが、Pretty caddyがついたのでナイトゴルフの値段とチップ代は少し割高になっている💸

 

④ コースの難易度、メンテナンスについて

The Legacy Golf Clubのコース写真

日本でのアベレージスコアは101だが、タイでの3つのゴルフ場は97-97-93と日本よりもいいスコアが出た。普段は兵庫の山岳コースを回ることが多いが、タイはフラットでOBが出にくいのが良かったかと。ただ、どのコースも左右半分が池やバンカーだったり、浮島グリーンがあったりとハザードは多い。

普段はやらないが、1,10番ホールのティーショットはMulligan(マリガン)が適用された🏌️

コースのメンテナンスはどこも最高で、これはキャディたちがみんなディボットの修繕や雑草抜きをしながら回っているためで、ほぼグリーンも凹凸がなかった。

 

⑤ 19番ホールについて

最後に、一部のHPで触れられている19番ホールの噂について個人的な意見を書いておきたい。噂の内容は「ついてくれたPretty caddyをお持ち帰りできる」というものだが私の所感では、「あくまでウワサ」

ちなみにThe Pinehurst Golf Clubには19th holeという名前のレストランが併設されているため、噂が独り歩きしたのではないかと思う。

Ruay曰く、The Pinehurst Golf Clubはキャディのノリが良くてナイトゴルフをするにはもってこいとのことだが、彼女たちは普通の女子大生であり、そういったサービスを提供するセックスワーカーではないので注意してほしい。キャディをしてくれて、おまけに盛り上げてくれるありがたい存在なのだ。「この後、〇〇バーツでどう?」などという交渉は間違いなくトラブルのもとになるだろう。

ただしお酒も入る場であることは確かなので、若い男女お互い気に入れば仲良くなることは当然あり得ると、私にはそこまでしか言えない。

 

番外編:バンコクのゴルフショップ

EMPORIUMというデパート内のゴルフショップ。かなり充実。

一緒にラウンドしたタイ人はほとんどがTaylormadeを使っていた。Titleistは一人もおらず。。ゴルフは結構人気があるらしく、EMPORIUMというショッピングモールには各メーカー独立したブースを出店していてかなり充実。CobraやHommaなどのメーカーもあった。

当然ながら、値段が安いということはなく、むしろ日本の方が安いくらい😔バンコクでゴルフをする層はなかなかの富裕層と言えそうだ。

 

今回の旅行は「ゴルフ合宿」と呼ぶに相応しく、2日間で3ラウンド、しかも終わる頃には深夜というハードスケジュールだった。

思えば、Ruayと出会ったのもお互いが学生だった10年前。日本語で「寒い」を連呼するので、「そら、寒いわなあ。」と気の毒に思いつつも、冬空のなか慣れないコートを着て歩く姿が可笑しく、店内が暖かい焼肉など連れて行ってあげたっけ。

その後、パタヤに遊びに行った時にはすごく良くしてくれて友情が深まった。彼は数年前に結婚したが、コロナのため式に行けなかった。

そして今回、久しぶりに私が結婚前のバチェラー旅行がてら彼を訪れたのだった。
独身のフィナーレを飾るに相応しい最高の旅行だった。