メスを持たない日には

外科医の、寄り道

アメリカの風

ブログは更新をサボっていても誰も叱ってくれないのでついつい放ったらかしにしてしまう。いけないいけない。
観葉植物に水をやらないと枯らしてしまうのと同じで、気が付いたら訪問者数が0になっていた。

なんでいきなりアメリカかというと、来年からニューヨークの研究機関に2-3年留学することが決まった。
中学3年生の時、修学旅行で訪れたアメリカという国に度肝を抜かれ、いつかここで暮らしてみたいと憧れを抱きながら20年弱の時が流れ、やっと行くことが出来ると思うと、気分はメジャーリーグと契約した野球選手のようだ。

さて野球選手というと、最近思わぬ掘り出し物Youtubeチャンネルを見つけた。
その名も「長谷川滋利ゴルフチャンネル - YouTube」。

そう、あのマリナーズで活躍した元オリックスの長谷川投手のチャンネルだ。
色々調べていると長谷川さんは兵庫県加古川市の出身で、名門・東洋大姫路高校から立命館大学という経歴のバリバリの関西人である。
何より、加古川出身というところに親近感が沸く。

吾輩が生まれた年にプロ入りし、メジャーに行くことを夢に学生時代から英語を勉強されていたようだ。
画面越しに長谷川投手は、当時小学生の吾輩の目から見ても、イチローや松井とはまた違った、プロ野球には珍しい物腰柔らかな知的な印象の選手だった。

さて、そんな長谷川さんのゴルフチャンネルは、アメリカの美しいコース映像をバックにした派手さはないが落ち着いたナレーションが見どころだ。
また、適宜メンタルマネージメントを解説する動画を盛り込んだりと、一流アスリートのメンタリティを知ることのできる貴重な内容だ。
そして何より、何万人という登録者がいないところも大変好ましい。
やっぱりこの手のものは、ファンを増やそうとしてあれやこれややり出すと良くないんだよなあ。
Maroon5Coldplayも、人気が爆発して商業路線になってからおかしくなったし。
Songs about JaneやParachutesの頃の、オリジナルで尖ってた時代が良いんだよ。

おっと、話が逸れてしまった。

要するに、自分がアメリカに憧れを抱き続けて、ようやく渡米のチャンスを掴んだ時に偶然長谷川さんのYoutubeを見つけ、ついつい自分と重ね合わせてワクワクしてしまったという話。

アメリカの風は強く吹くだろうし、飛ばされないようにしがみ付かないといけないだろうけど、ゴルフも研究も「笑顔でプレー」したいものだ。(長谷川滋利ゴルフチャンネルより引用)